エネルギーインターネット | tomohilow blog

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ヒマがあればワリと書く。ヒマワリのごとくあかるい方向に顔を向けて生きていきたいです(`_´)ゞ

最近、仕事が早く終わっているので、
自分の時間、中でも本を読める時間が増えてきました。

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引き続き、エネルギーに関する本を勉強しているなかで、
「エネルギーインターネット」というフレーズが出てきました。

これは生産されたエネルギーを情報で操作する技術の事で、
例えば家の家電をすべて一つの情報源で操作(具体的にはPCなどでの管理)
することで、快適かつ省エネな生活を実現するというテクノロジーのこと。

例えばトイレの電源をつけたときは自動的にクーラーが弱まったり、
ドライヤーをつけると自動的にオーディオの音量が下がったり、、
快適さは保ったまま消費電力を減らしていくという現代に現実的な
解決方法のことです。

現状、googleのアンドロイドのテクノロジーを使えば
既に実施可能ですが、そこまで普及されていない方法です。
現に自分の家でも全く実施されていません。

こういった方法の普及も環境政策の一つなのだと知ると共に、
エネルギーの生産方法を見つめ直すと同時に
こういう使う側の工夫が大切なのだと思わされました。

昨今、日本では反原発施設の思想運動から、
代替のエネルギー生産方法への関心が高まっていますが、
消費方法にも目を向けていかねばなと思いました。


また、この考え方は、ビジネス=企業活動にもあてはまるのかと。


何か新しいサービスを限られたリソースで行おうとする際には
指令系統の整理と、関連各部署の協力体制が必要です。

これはエネルギーインターネットの考え方も等しく、
例えばWEB広告一つとっても、何か新しい手法論を提供する為には
それを行った場合のベネフィットを提案する攻めの営業スタッフと、
本当にベネフィットを創出することが出来たのかを振り返る
レポートを作成する守りの検証チームが必要。

その意識を欠くと、
検証の手間を無視して、とことん効率追及ポイントを並べる
机上の空論を述べるアカデミックなだけのスタッフと、
検証の手間を考えて理想型を無視した既存の枠組でしか
サービス提供に取り組まない営業ライン、、という、
なかなかサービス向上が見込まれないチームが出来上がり、
チーム全体としての提供価値はどんどんと風化していくのだと思います。


極端な話、いくら美しい正論があっても、
関連の各メンバーがそれにひもづいて効率的に動いていなければ、
それはただのエネルギー発生にしかならず、
なかなか最適な形へとエネルギー転化が出来ないものなのだと気づきました。

直近、仕事上で身の回りに起きているバランスを欠いた症状は
こういった「エネルギーインターネット」の考え方、つまり、
生まれたエネルギーに対してうまく使う側の最適化が出来ているかを
チーム一丸となってもっと前から意識していれば、
もっと他の良い方向に転んでいたのではないかと思ってしまいました。


けれど、身をもって学んだこういった一連のモヤモヤした出来事も、
ふとした角度から学んだ新しい考え方で解決の糸口を見つけられる。

こういう気づきを何回も感じて、批判のみでない精神で行動して変えていく。
これを繰り返せば、自分だけじゃなく周りを巻き込みながら、
何事も乗り越えられるんだと思ってやっていきたいと思いました。

やはり、仕事はいかに相手と先に信頼関係を結べるか、を意識すること。

ずっと前に教えられた事が、今こうやって目の前に巡ってくるのだなぁと
思うとこれから先学ぶべきことは何度も何度も巡ってくるはずなので
ひとつひとつをしっかりと捉えなければならないなぁと改めて思いました。

同時にどこに向かうかわからないエネルギーだって何かにつながるはずだし、
決して無駄ではないはず。なので、変に不安がらないで構えていようと思います。