ひとの行動には好き嫌いが必ずあって、合わせて続くものと続かないものもあり、
「好きこそものの上手なれ」とか「迷ったときは頭でなく胸に聞け」とか諺にも
よく言われますが、飽きっぽい飽きっぽくないに囚われず、
最近になりようやく好きなものがわかってきた気がします。
続かないものは、ひとりでずっと同じ景色の中でやるもの。
パズル、TVゲーム(特にRPG)、プラモデル、絵を描く事とか。
一方、好きで続くものは、音楽聞きにいったり、
図書館に行ったり、運動したり、出歩いて外でメシ食べたりすること。
体を使うこと、新しい何かを知りにいくこと、あまり周りに影響されない
シンプルな環境に身を浸すことが好きなのだとわかりました。
中でも好きな行動の一つ、旅行。
18歳の頃に初めて一人旅的なものをしてから、
何かを知りにどこかへ...という行動がたまらなく楽しいです。
GWは、伊豆にツーリングに行ったのと、
甲府~名古屋~伊勢志摩にクルマ旅に行ったのとで、
何回か旅行が出来てご満悦でした。
【伊豆ツーリング旅行】
伊豆へのツーリングは大学時代で働いていた居酒屋の友人と。
自分に初めてバイクの魅力を教えてくれた先輩と、
酒の奥深さ、サービスの繊細さを教えてくれた先輩とで2回目のツーリング。
思えばこの人たちと出会ってなかったらバイク乗ってなかったかも。
そしたら今までの旅の思い出の半分くらいはなくなってるかもとさえ思います。
街の中を走るように作られたスクーターで、
伊豆の林道を走ったり。で、たどり着いた山頂スポット。
そこまで暑くなかったから入らなかったけど、海!海鮮丼!
熱海のパワースポット、樹齢2000年の木のある来宮神社!
このメンバーのツーリングは飛ばすしすり抜けがやたら多いし、
いつもちょっと心配なのですが無事帰宅しました。
【西日本 クルマ旅】
小学校からの幼なじみ2人と西日本旅行。
本当はタイに行く予定だったけれど、事情により行けなかった為、
国内でどっか行こうということになり、西日本の方向へ目指しました。
集合直後はクルマもきたないし、どこに行くかもきめてないし、
というよくわからない状況でのスタートでしたが、、
ipadのマップアプリの検索機能を使って観光スポットを
デジタル可視化するという高度なテクもくり出しつつ、、
初日は甲府で山の景色を堪能しつつ、一泊することに。
そこで行ったタイ料理屋。
今まで行ったタイ料理屋の中で1番に輝くうまさの店でした。
炒め物に入った魚介の火の通り具合から、パクチーの使い方まで、
出てきたすべてのメニューに圧倒されました。
なぜこんな場所で?という位に驚いたコックの腕前。
そのコックさん含め、全員がタイ人。
しかも友達のタイ人の友人も集まってタイ人の女の子の
誕生日パーティーが開催&タイ語のカラオケ大会.....と、
完全にタイ気分満載のお店でした。
いちいちエロポーズをとってた挙げ句に最後には直接的に
胸を揉ませるからお金くれとか言い出したオカマみたいな姉ちゃんや
やたらスナックを進めるときだけ発音がきれいだった歯抜けのおばさんなど
幼なじみの3人は笑いのツボもみんな似てるので笑いに笑いながら、
いいタイ旅行だったねーとか言って店を後にしました。
店をあとにしてもそこは甲府の不思議な街並みの中なので、
不思議な旅気分は抜けず、、とにかく念願のタイ旅行を叶えた
とか言い合うくらい満足感がありました。
旅先であえて全然その場所っぽくない店に入って、
更に一歩先の旅気分を味わうというダブルな旅気分。
、、これ新しくハマりそうです。
2日目は名古屋。
午前に甲府でて、昼くらいに着いて、
滅多に会えない前の会社の同期に再会して、
名古屋城巡りしケーキを食べて、テレビ塔で解散。久々に話せて面白かった!
友達と別れた後は、夜の名古屋編。
色々あった挙句、、、
結論、名古屋嬢は派手!
だけど、それもイイネ!
と、意見でしめた夜でした。笑
3日目は伊勢。
名古屋でひつまぶしを食べてから出発。(写真は肝焼)
伊勢神宮についてゆっくり歩いて参拝。
友人のうちの一人は初めてで圧倒されてました。
自分も4年前に初めてバイク旅で訪れて、
その神秘さと伝統の深さにひとつひとつ
圧倒された思い出がありました。
そのときのmixiの日記。
熊野川のキャンプ場で興奮押さえきれず書いてる様子。
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(2007年08月01日01:18)
和歌山。熊野川のほとりの小さなキャンプ場より。
目の前には閉店ギリギリで手に入れたサバ寿司。缶ビール。
天にはくっきりした星空。..北斗七星だけわかる。けど、たくさんの星。あたりはまっくら。気持ちいい闇。
刈谷→伊勢。
工業地帯の排気。鼻と喉にくる煙突の煙。
二度寝寝起きの少年野球団。好奇心の眼差しと礼儀。
伊勢外宮。勾玉池のナマズ。鷺。唄うおじさん。動じない態度。マイペース。神。
伊勢内宮。万世一系の皇族の祖先。天照大御神。社からふく風。神主のやんごとなき顔つき。
鳥居にぶつかる車椅子。夫婦喧嘩。太い神の木。神の木を抱き祈る男。
飼われていた錦鯉。極上の選り抜き。鶏。これも極上。
おかげ横丁。干物屋の試食。松阪牛の特上串焼。
木曳き祭。20年にいちどの祭。神領の民の誇り。祭への誇り。
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なんか昔の方がいちいち深いこと考えてたのか
断片的な体現止めで、感動したもの一つ一つ書いている様子。
今回もそのときと似ていて、神社に抜ける気持ちのいい風と
やたら太く力強く生える木、最高品質の神社のニシキ鯉たちに
久しぶりに感動し癒されてきました。
そして夜は志摩半島に宿泊。
4日目。
もう一度、伊勢神宮に行って、おかげ横町で買い食いしまくり、
夕方頃、伊勢を出て一気に帰路、深夜の0時過ぎに自宅に到着。
5年ぶりくらいにした友人との旅行でしたが、
どれも最高に良い思い出になりました。
今回、こうやって旅して改めて気づいたのは、
自分にとっての旅とは、地図を広げて行った土地を
塗りつぶしていって全部を塗りたいというものとは少し違い、
極端に言えば隣町への散歩も旅じゃないかって思えること。
新しい地で何か新しいものを見て、新しい考え方を学び、
視野を広げて物事を俯瞰して考えてみて、捉え直し、
またその先に目的地を見据えて一歩一歩すすんでいくという
変化を味わえるプロセス自体が好きなのだと改めて思いました。
この考えを日々の生活、目の前の一つ一つの出来事に置き換えて
いつもどこでも出会うものに対する新鮮さをもって生きていくべし!
と、そういうことなどを教えてくれるのが旅だと思うので、
だからこそ、一生かけていろんな場所に行ってみたいなとも思います。