大震災から6日あけて | tomohilow blog

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ヒマがあればワリと書く。ヒマワリのごとくあかるい方向に顔を向けて生きていきたいです(`_´)ゞ

東北関東大震災。


実際にキーボードに打ち込んでみて、将来はこれが予測変換機能に
でてしまうのだろうなと思い、ちょっとぞっとする。

この状況でブログなんか書いてる場合かと思われるかもしれないし、
それこそ"スラックティビズム"だナァとか批判が出やすい時期だけど
主に自分の心を一区切りさせ、落ち着かせる為に、、まとめました。

かなり長いですが。。



■地震発生時について

3月11日(金)14:46分。

東銀座14Fのオフィスで取引先に
電話をかけているときに遭遇しました。

地震発生直前から電話で話していた会話の内容は、

「それは、まぁ○×△なんですけれど・・、ん?揺れてますか?」
「あ、そちらも揺れてます?」
「え、ええ。揺れてますね。」
「あ、やっぱり。地震ですね・・」
「あ、あ、なんだかこれ大きいですね」
「あ、ほんとですね、ちょっとこれは大きいですね・・」
「あ、あ、あ~、、ちょ、ちょっとまともにお話できないのでかけ直しますね」
「あ、あ、あ~、、そ、そうですね・・ま、またあとで!!」

てな感じ。

で、なんだかTEL越しに怖さを共感したその相手に電話すると、
また地震が起きるような気がしてかけれない日々を過ごしています。

photo:01



その日は、地震が起きてから避難、すぐ解散。
交通機関が全て止まっており歩いて帰宅。

自分は幸いにも1時間くらい歩くだけで帰宅できました。
遠い人は4,5時間をかけて帰宅した、と。

東京の幹線道路に、あんなにも帰宅するひとがあふれて、
車も人もぞろぞろと列をなす光景・・・、生まれて始めて見ました。

特に混乱も無く、どこのお店も通常営業をしているところだったので
パニックは全く見かけませんでした。

まだ、地震による被害をそこまで知らなかったこともあり、
何か心のざわめきを抑えたいこともあり、同じく徒歩で
帰宅途中に家の近くを通った、会社の友人と軽く飲みに出ました。

その日が金曜日だったからか、居酒屋(焼きトン屋)は
普通に営業していて、その時間だけは普段の金曜日でした。。


その後は、ひたすら被害の大きさに打ちのめされました。

テレビから流れる被害の映像。
刻一刻と事態が悪化する原発の情報。

見たくないのに見ずにいられない自分と、
見たものの、何をすればいいのか思考が働かない自分。

非常時に貯まるストレスは自ら呼び寄せているものだということをしりました。


■地震発生後の初日の仕事を通して

かなりの情報にうちのめされた土日があけて、
月曜日から仕事が始まりました。

ほとんどの仕事は広告主の出稿停止処置
及び、進行中の案件のリスケに1日の作業が尽きました。

災害などの非常時こそ、仕事の進めかたにキャラが出るなぁ
とつくづく感じました。


ささいなことで感情的になる、相手の立場に立てない、
自分の都合に平気で巻き込もうとする、話をこじつける、
こちらが聞くまでほっとかれる、スケジュールを練り直してくれない、
一方通行に話ふっといてモノゴトがそれ通りに進まないだけで不満がる、
すべて判断すら下請けに頼る…etc

予め大体その人がどんな人か分かってたからよかったけれど、
この状況下で、初めての人とのコミュニケーションの仕事だったら、
もっと大変だろうなと思いました。

これら、グチ。及び、自らへの戒めかもしれないのですが、

迷惑な全てのひとに共通して感じたことは、「次に何をしたい」
の気持ちや意向を先に教えてくれないこと。

特にデジタルなやり取りだと、実際に順番で並んでる
他のひとが見えないから他にも回答を待ってるひとがいる中で
効率よくこなすには、こちらも優先度決めて渡す情報をまとめたり
して渡すことかなと思ってたけど、あまりうまくいかなかったです。

「そっちはどんな感じ?」ひとこと言ってくれるだけで、
だいぶ違うのになとか思いつつも、こちらの受け方にも
非があったのだろうと振り返る必要があるかと。


こういう非常対応が迫られるときには、

・組織としてビジョンをもって判断基準を統一させておくこと
・想定されるリスクに対する準備を複数パターン考えておくこと
が大切なのだなと改めて思いました。

予め土日という猶予期間があったにもかかわらず、
業務を最大限効率化できていなかったのも、
受けて側の反省点だと思いました。

対応依頼が殺到する前に、もっと想定される質問や判断の基準、
集約するひとなどを集約して伝えておけばよかったのかなと。

訓練じゃなく本番だったけれど、
今回の対応を通して改善ポイントを考えさせられました。


■地震後のマスコミ報道について思ったこと

被災者の方へのお悔やみが皆の心にあふれています。
(世界から絶賛されて、それが温まった)

まだ寒い東北地方、救助を待つ人たちと命をかけて
助けに向かっているひとたちと救助にあたる人たちへの
尊敬の念もやまないと思います。

また、報道する仕事に対するひとへの尊敬の念も。

だからこそ、被災者の方が救われたいい話を聞いて安心したい。
報われた話を教えてほっとさせてほしい。

被害にあったというサンドウィッチマンの伊達さんも、
「被災者のことを思うなら、悲惨な被災地の様子を切り取って流すのではなく、
 恐怖を煽る映像ばかりを流すのではなく、元気な被災者の姿を映すべきだ」
と勇気を持って言っています。

情報の届かない被災者の方が自分たちを映像として映像を送ってくれたから
誰かが安心するかもしれないって思うこと自体でだいぶ、元気つけられるだろうし。

また、自衛隊の活躍によって、助け出されている沢山の人命。
多くの方たちのおかげで取り戻されつつある被災地の生活。
これを映像で被災地の方に届けてあげて、
勇気やアイデアを届けてあげるべきだと心から思います。

また、インターネット、ラジオの投稿でも
同様の意見が多く聞かれます。

それらの多くの人たちの気持ちとは裏腹に、、
テレビでは、ひたすら被災地の最も悲しい部分を
切り取って情報を流しています。

昨日、友達と話していて素朴なことに気づかされました。

これはかなり極端な考え方で、
不謹慎な考え方に聞こえるかもしれないけれど
やたら納得してしまいました。

この非常事態を利用してTVや新聞やラジオの情報の出し方に
恐怖感をあおる演出を徹底的に加えて国民を無意識で
統制しようとしている階層のひとたちがいる、という考え方です。


例えばテレビであれば、集めた映像が放映前に編集されます。
このときに悲しみと恐怖がMAXになるよう、編集された映像を
ひたすら流し、パニックを煽る部分を拡大して放送されているんじゃないかと。

その立場から報道を見ると、、
確かに新聞の見出しもやたら恐怖を煽ってるなと感じます。


"都内でも放射線量急増。(YOMIURI ONLINE)"

実際は人体の影響のないレベルであることがわかるのに、
あえてパニックを煽る書き方をしているように見えてきます。

"東電の事故後対策の影響か。都内で想定範囲内の放射線量検出"
とでも書けば、どれだけのひとが安心するのだろうに。

これは一種、すべての不安定な事象を言葉で無理やり解決しようとした
際に出てくる見えないもの=オカルトなのかもしれませんが、

「すべて多くの国民を操作しやすくするための、
 仕組みを作る側=支配者階層からの圧力がかかっており
 支配階級が作り出した利権のテレビ局・新聞局の人間が
 そういった教育をうけて気づかないまま実行している。」

とか。そう捉えると、、新聞、TV、ラジオなどの情報を鵜呑みにして
やたら不安が煽られ混乱をすることを避けるのに役立つのかと思います。
勿論、一方的にそう思い込むのも危険ですが。


あやしい捉え方であるにせよ、一旦、新聞・テレビから流れている情報を
「これらは、すべて僕らを過度にビビらせようとして流しているんだ」
と思い込むことで、だいぶ落ち着いて見えてくるものがありました。

但し、命を張って情報収集している現場の方、そんなつもりで
編集していないだろう現場の方へのリスペクトは忘れないようにします。


■この後にやるべきことについて

溢れてくる情報を前に、何かをしたいなと考えようとするたび、
心が祈られそうに思考停止になりそうになります。

大局的に捉えれば、

・人命救助活動の継続
・被災者の衣食住空間確保、心のケア
・建設業者による東北地方の復興作業
・全国的な電力不足問題の解決
・風評被害への対策(特に原発の福島県)
・農業、水産業への打撃対策

などなど、社会が力を合わせて立ち向かうべき問題は山積み。

東京にいてWEB広告代理店に勤める僕らが出来ることは?
落とし込んで考える必要があるのかなと思いました。

今ここで出来ることは何なんだろう。
すぐに途絶えるデジタルなことではなく、
いつまでも繋がるアナログなことで。。

直接的な被害が少ない、けどポテンシャルが最も高い東京で。


・・・。


頭でなく直感で考えてみました。

先々週、見た映画とシンクロニティがあったので、
エネルギーを勉強しようと思って、bookoffで
本を4,5冊買ってきました。
photo:02



"とりあえずインプット"にはいってしまう
自分の悪い癖を認識しつつも・・、考えたことや質問を、
出会ったひとに聞いてみようと。

これをまずやろうと。
ちゃんとやるようにココに書きます。

素人がこれ全部読めるかなと思ったりもしますが、、
今はわからないけど教えてって言えば、
知ってそうな人と、どうにかつながれそうだなと信じてます。


一日も早く、被災地の復旧を願っています。