古き良き | tomohilow blog

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ヒマがあればワリと書く。ヒマワリのごとくあかるい方向に顔を向けて生きていきたいです(`_´)ゞ

古き良き。
この言葉を考えさせられた昨日土曜の出来事について。


この漫画がすごい!の本に選ばれてて知った「進撃の巨人」と、ずっと好きだった武士の漫画「シグルイ」の最終刊を買いに本屋に立ち寄ったときの話。


小さな本屋の漫画コーナーの横には資格関連の本が並んでおり、そこに2人の女子高生がいました。その1人が「秘書検定」の本を取り上げつつ、
「あー、私秘書になりたいかもなー」とか言うと、もう1人が
「あぁ、秘書いいよねぇワカルワカル」的な相づちをしていました。

そこまでなら普通なのですが、そこから先の会話がちょっとびっくり。

「秘書ったらあれだよね?あの、、右大臣さんに仕える役の○×△みたいな」(...聞き取れず)
「いやいや、それより皇室や公家さまに仕える役の×△○みたいな」(...聞き取れず)
「あー、そっち。そっちかー。確かにそっちのが向いてるっぽいね。」
「やっぱ、公家様でしょ。あー、×△○なりたいなぁぁ」(..やっぱり聞き取れず)

という会話でした。
近年、若い女性間では戦国武将ブームがあるとは聞いていたものの、ここまでなんだ、とちょっとびっくり。おそらく古文に少ししかでてこないような昔の労働階級のひとに役職名まで使い分けてるなんて、、と。好きな分野は自分で、みんなで調べちゃうんだろうな~と思いました。そして、調べて教え合う時間が多い分、彼ら学生の情報量の蓄積スピードは僕ら社会人の何倍にもなるんだろうと。。


自分も、ちょうど今週、ブラタモリという番組で江戸時代に将軍家が楽しんだ「鷹狩り」の、その裏方を担当していた方の仕事内容が放送されていて、昔のひとのその豪華かつ粋な遊び方に感動していました。

自然美を活かしながら動的かつ美的な演出にこだわり、鷹狩りをして遊ぶ為の場所を人をやとってまで整備したりしている...、こんな雅な遊び方いつか体験してみたいもんだなぁとか思っていましたが、そういう昔の日本の美意識に憧れる感覚学生も社会人も関係ないんだなぁと思いました。

自分が高校生のときは全くそんなこと思わなかったから、新鮮。
今の若い世代は面白いことを見つけたらガシガシ自分で検索して情報収集して身の回り身の周りを巻き込んでいくのだろうし、どんどんと今までだと「マニアック」で片付けられていた少数派の情報に日が当たっていって、「マニアック」を楽しむ人たちが増えるんだろうなぁと思いました。。

個人的には「鷹狩り会」、、、とかあったら参加してみたいし、女子高生は「宮仕えサークル」をしてみたいはず。もしくは流れによってはそういうお店を開いちゃうはず。笑。それは、相当楽しい社会。






、、からの、土曜日は、マンガ買って電車に乗って...、地元でハゼつりして遊びました。2時間くらいいて1匹も釣れなかったけど、夕焼けと日暮れの空の色に日々の疲れをいやされて気持ちヨカッタ。


photo:01



その後、浅草の色川という鰻屋でうなぎを食べました。うまいものをたくさん知っている地元の友達の紹介で夕方の開店直後に。

味は今まで食べたことのある中で一番!
ふわふわで香ばしくて本当にうまかった。。

友達のすすめで頼んだ「肝焼き」も絶品!
なにより、焼いているおじさんの台詞がすべて粋でかっこいい。店内には三社祭りをしきるおじさんの粋なハッピ姿の新聞記事。焼けるのを待つ間の、期待感と緊張感が混じったオレンジ色の店内の様子は、映画を見ているような気持ちにさせられました。

photo:02



古き良き。
鰻重を頬張る至福の時間の中、この言葉を考えさせられました。
日々の生活の中に、意識的にそれを吸収する時間をとろうと思います。


『日本の伝統文化と平和。胸を張って海外に輸出する時代がきっとくる』って、どこかのアーティストが言っていた言葉を思い出しました。